オペラの本場といえば、やはりイタリアですよね。そんなイタリアを代表するオペラ作曲家の1人、プッチーニが生み出したいわゆる「ご当地3部作」の1つ、「蝶々夫人」をここでは紹介しましょう。このオペラの舞台はなんと日本。長崎を舞台に、アメリカの海軍士官と没落藩士令嬢の悲劇的な恋を描く物語です。
カラヤン&ウィーン・フィル(1974年録音)
お勧めの名演は、やはりこのカラヤンとウィーン・フィルの録音になります。カラヤンはかのマリア・カラスを擁し「蝶々夫人」の録音を一度おこなっていましたが、1955年という年代がらモノラルでの録音でした。そのため、カラヤンはステレオでの録音をここで試みたのです。蝶々夫人にはミレッラ・フレーニ。海軍士官にはルチアーノ・パヴァロッティという豪華な歌手陣が魅力の名演です。